【2分聖書 #14】イエスの最後
エルサレム入城
イエスは旧約聖書の教えに従い、過越の祭の前にエルサレムに向かいます。そして、ロバに乗ってエルサレムに入城しました。
そして群衆は、前に行く者も、あとに従う者も、共に叫びつづけた、 「ダビデの子に、ホサナ。 主の御名によってきたる者に、祝福あれ。 いと高き所に、ホサナ」。(マタイによる福音書 21:9)
※ 「ホサナ」とは、ヘブライ語で「救ってください」の意。
十字架を示唆するたとえ
祭司長や律法学者たちはイエスを非難しましたが、イエスは聖書のことばや譬え話で応答し、十字架を示唆するたとえを語ります。
「婚宴のたとえ」
王はその僕たちをつかわして、この婚宴に招かれていた人たちを呼ばせたが、……ひとりは自分の畑に、ひとりは自分の商売に出て行き、 またほかの人々は、この僕たちをつかまえて侮辱を加えた上、殺してしまった。(マタイによる福音書 22:3-6)
「最後の晩餐」とイエスの逮捕
過越の祭りが始まる夕方、イエスは弟子たちと最後の食事をとります。その夜、イエスは逮捕され、大祭司に死刑を宣告されるのです。
十字架刑の執行
そして、翌朝にローマ総督に引き渡されて刑が執行されました。
そして三時ごろに、イエスは大声で叫んで、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と言われた……イエスはもう一度大声で叫んで、ついに息をひきとられた。(マタイによる福音書 27:46-50)
御使がイエスの復活を告げる
翌日は安息日だったため、イエスの弟子は誰も墓を訪れませんでしたが、安息日が明け、女たちが墓を見に行くと、御使はイエスが復活したと告げます。
「……かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。……急いで行って、弟子たちにこう伝えなさい、『イエスは死人の中からよみがえられた……」。(マタイによる福音書 28:6-7)