【2分聖書 #15】イエスの復活と信仰の拡大
「エマオ途上」
イエスの復活の知らせを聞いた弟子が皆、それを信じたわけではありませんでした。エルサレム近郊のエマオへ行く道で復活したイエスに出会ったふたりの弟子は、この出来事をすぐ十一弟子に伝えました。
そこでふたりの者は、途中であったことや、パンをおさきになる様子でイエスだとわかったことなどを話した。 こう話していると、イエスが彼らの中にお立ちになった。(ルカによる福音書 24:35-36)
復活後40日にわたり、神の国を語ったイエス
イエスは……自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。(使徒行伝 1:3)
その後、イエスは福音の拡大を示唆する言葉を残し、オリブ山から天にあげられました。
ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。 こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。(使徒行伝1:8-9)
七週の祭、ペンテコステ
その十日後の七週の祭、ペンテコステの日、エルサレムにいた弟子たちに聖霊がくだりました。人々は、ペテロの教えを聞いて信じ、バプテスマを受けました。
こうして神の言は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟子の数が、非常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。(使徒行伝 6:7)
強まる迫害
しかし、弟子たちはユダヤ人の指導者たちに迫害されます。
その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散らされて行った。(使徒行伝 8:1)
イエスの教えは、迫害が激化する中でも、さらに拡大していきました。