【2分聖書 #08】南のユダ王国滅亡前の預言者
南のユダ王国
ソロモンの死後、国は二つに分裂し、北王国はアッシリアに滅ぼされましたが、南王国は滅亡を免れました。
しかし、南のユダ王国ではその後も悪が行われました。
アモンはその父マナセのおこなったように、主の目の前に悪を行った。 すなわち彼はすべてその父の歩んだ道に歩み、父の仕えた偶像に仕えて、これを拝み、 先祖たちの神、主を捨てて、主の道に歩まなかった。(列王記下 21:20-22)
預言者たちの呼び掛け
このような中で、多くの預言者は、神の怒りによってわざわいが来るという警告と、悔い改めの呼びかけ、そして、理想的な指導者・メシアの出現についても語りました。
ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、 ひとりの男の子がわれわれに与えられた。 まつりごとはその肩にあり、 その名は、「霊妙なる議士、大能の神、 とこしえの父、平和の君」ととなえられる。 そのまつりごとと平和とは、増し加わって限りなく、 ダビデの位に座して、その国を治め、 今より後、とこしえに公平と正義とをもって これを立て、これを保たれる。(イザヤ書 9:6-7)
新バビロニアの台頭
北王国を滅ぼしたアッシリアは、バビロンを首都とする新バビロニア帝国に滅ぼされましたが、その帝国も南王国に親切ではありませんでした。ほどなくして、南王国はその属国となってしまうのです。
彼らが神の使者たちをあざけり、その言葉を軽んじ、その預言者たちをののしったので、主の怒りがその民に向かって起り、ついに救うことができないようになった。 そこで主はカルデヤびとの王を彼らに攻めこさせられたので……主は彼らをことごとく彼の手に渡された。(歴代誌下 36:16-17)