【2分聖書 #11】キリスト誕生の物語
御子イエス誕生の予告
新約聖書は、イエスがメシアであり、神が地上に送られた神の御子であると記しています。
まず、イエスの先駆者となる洗礼者ヨハネの誕生が、天使によって彼の父となるザカリヤに予告されます。その半年後、ザカリヤの妻の親戚であるマリヤのもとにも天使が現れ、イエスがおとめマリアから生まれると告げるのです。
すると御使が言った、「……見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり……」 (ルカによる福音書1:30-32)
先に宣教を開始した洗礼者ヨハネ
イエスはベツレヘムの馬小屋で誕生し、その後、ガリラヤのナザレで大工の家の子供として成長しました。そして、まず洗礼者ヨハネが活動を開始します。
彼はヨルダンのほとりの全地方に行って、罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えた。(ルカによる福音書 3:3)
……「わたしは水でおまえたちにバプテスマを授けるが、わたしよりも力のあるかたが、おいでになる。……このかたは、聖霊と火とによっておまえたちにバプテスマをお授けになるであろう。(ルカによる福音書3:16)
イエスも宣教を開始する
イエスはヨハネから洗礼を受けた後、ガリラヤに戻って宣教を始めます。
「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」。(マルコによる福音書 1:15)
イエスの教えは「福音」と呼ばれ、それは「良い知らせ」という意味です。イエスの教えを記録した4つの書は「福音書」と呼ばれます。