【2分聖書 #07】北のイスラエル王国が滅亡
ソロモンの時代
ダビデ王の息子のソロモンは、ダビデから王位を継承しました。
ソロモンの時代に、イスラエルは最も繁栄する時代を迎えます。第一神殿と呼ばれる壮麗な神殿もソロモンによって建てられました。しかし、ソロモンの周りに集まってきた多くの女性たちは異国の神々をエルサレムに持ちこみ、神を怒らせました。
このようにソロモンの心が転じて、イスラエルの神、主を離れたため、主は彼を怒られた。すなわち主がかつて二度彼に現れ、 この事について彼に、他の神々に従ってはならないと命じられたのに、彼は主の命じられたことを守らなかったからである。(列王記上 11:4, 9-10)
王国の分裂と北王国の滅亡
ソロモンの死後、王国は南北に分裂し、エルサレムの神殿は南王国のものとなりました。そこで神殿を失った北王国は偶像礼拝に陥ります。
多くの預言者が現れ、神の怒りや愛を伝え、真の神を礼拝するよう呼びかけましたが、北王国はついにアッシリアに滅ぼされました。
イスラエルの十部族のアッシリアへの連行
北王国にいたイスラエルの十部族はアッシリアに連行され、彼らのその後の行方は、歴史の謎となっています。
アッスリヤの王はイスラエルの人々をアッスリヤに捕えていって、ハラと、ゴザンの川ハボルのほとりと、メデアの町々に置いた。 これは彼らがその神、主の言葉にしたがわず、その契約を破り、主のしもべモーセの命じたすべての事に耳を傾けず、また行わなかったからである。(列王記下 18:5-6, 11-12)