【2分聖書 #02】ノアの箱舟とバベルの塔
収まらない人の悪(カインとアベル)
楽園を追放されたアダムとエバの初めての子であるカインは、神が弟の捧げ物のみを顧みられたことに憤り、弟を殺害してしまいました。
洪水で地を滅ぼす(ノアの方舟)
その後も人の悪はおさまりません。そのため、神はアダムから10代目にあたるノアに方舟を造らせ、ノアの家族と全ての生き物を方舟に乗らせて、悪が蔓延っている地を洪水で滅ぼしました。神は二度と洪水で地を滅ぼさないと約束します。
「わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。……すべて肉なる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起らないであろう」。……わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。(創世記 9:9-13)
塔を天に届かせようとした人々の言葉を乱す(バベルの塔)
しかし、人の悪はおさまらず、ノアの子であるセム、ハム、ヤぺテから分かれた地上の諸国民は町と塔を建て、それを天に届かせようとしました。神はこれを見て、彼らの言葉が互いに通じないように全地の言葉を混乱させ、彼らを全地のおもてに散らされるのです。
時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、 言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ない…… 彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう」。こうして…… 彼らは町を建てるのをやめた。(創世記 11:5-8)