【聖書クイズ #20】ヨハネと黙示録
この回のおさらい
ネロの死後も、キリスト教徒に対する迫害はなくならず、さらに厳しい時代が到来します。
新約聖書の最後に収められている『ヨハネの黙示録』は「主イエスよ、きたりませ」と締めくくられています。
それは、殉教していく人々を励ました勝利の書であると同時に、神のもとを離れた人類が、再び神のもとに帰る壮大なドラマの「完結編」でもありました。
Q1. 紀元70年頃に破壊されたのは?
a) 第一神殿
b) 第二神殿
c) 第三神殿
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正解は、(b) 第二神殿 です!
ソロモン王が建てた神殿が「第一神殿」、
バビロンから帰還したユダヤ人たちによって再建され、ヘロデ大王によって壮麗に改築されたのが「第二神殿」です。
Q2. ユダヤ人の離散を意味する言葉は?
a) ポグロム
b) シオニズム
c) ディアスポラ
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正解は、(c) ディアスポラ です!
第二神殿時代は終わりを告げ、ユダヤ人たちは祖国を失い、世界に離散することになりました。
シオニズムはディアスポラのユダヤ人の帰還を目指す思想と言えます。
Q3. ヨハネの名を冠する新約聖書中の文書はいくつありますか?
a) 3つ
b) 5つ
c) 7つ
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正解は、(b) 5つ です!
ヨハネによる福音書
ヨハネの第一の手紙
ヨハネの第二の手紙
ヨハネの第三の手紙
ヨハネの黙示録、です。
ヨハネ文書には、「愛」の重視、超越的なキリスト像などの、共通した特徴が見られます。
Q4. ヨハネが流刑にされたのは?
a) パトモス島
b) サモトラケ島
c) クレタ島
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正解は、(a) パトモス島 です!
使徒の中で最年少だったとされるヨハネは、流刑となりました。
ヨハネの黙示録の冒頭には、パトモス島の周辺にあった七つの教会に対するメッセージが書かれています。
Q5. サタンの仲間である獣の数字は?
a) 333
b) 666
c) 999
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正解は、(b) 666 です!
地に落とされた龍はその手先である獣を使い、神に従う人々を苦しめます。
獣は地上を支配して、人々に「666」という刻印を押すとされています(黙示録13:15-18)。
Q6. 創世記2~3章を読み、「いのちの木」(黙示録22:2)がどこに登場するか探してみましょう。
黙示録22:2には「いのちの木」が登場しますが、旧約聖書のはじめの書である創世記にも「命の木」が登場します。
聖書をお持ちの方は、創世記の2-3章を開け、探してみてください。
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創世記の2:9、3:22、3:24に登場します。
神は人が永遠の命を得ることのないよう、そこから取って食べられないようにされましたが、黙示録では「いのちの木」が諸国民にも与えられます。
Q7. 神は世界の最後に何を目指していると思いますか?
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黙示録には「神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり……」(21:3)という言葉があります。
神が人と共に住む、という主題は、エデンの園、荒野の幕屋、神殿、キリストの誕生など、聖書の中に何度も繰り返されるのですが、黙示録で、ついに完結します。
あなたは神と一緒に住みたいですか?