【聖書クイズ #10】帰還時代
この回のおさらい
バビロン捕囚から70年が経ち、バビロンはペルシャ帝国に滅ぼされ、人々はエルサレムへの帰還を果たします。
帰還したユダヤ人は神殿とエルサレムの城壁を再建しましたが、ユダヤ地方はその後、ギリシャやローマの支配下に入りました。
そのような中、ユダヤ人は、メシアの出現に期待をかけるようになります。
Q1. ユダヤ人をエルサレムに帰還させたのは誰でしたか?
a) ベルシャザル王
b) クロス王
c) セナケリブ王
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正解は、(b) クロス王 です!
ペルシャのクロス王は全く信仰の無い異邦人でしたが、イザヤは彼をメシア(受膏者45:1)と形容しました。
Q2. ゼルバベル、大祭司ヨシュア、エズラ、ネヘミヤは何を行いましたか?
a) 普通選挙制の導入
b) 神殿と城壁の再建工事
c) 聖書のペルシャ語訳
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正解は、(b) 神殿と城壁の再建工事 です!
彼らは、エルサレムで神殿と城壁の再建工事に当たりました。
そのことはエズラ記やネヘミヤ記に記されています。
旧約聖書の最後に収められているハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書も同時代のものとされています。
Q3. エステル記の事件を記念する祭は?
a) 過越の祭り
b) 仮庵の祭り
c) プリムの祭り
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正解は、(c) プリムの祭 です!
ペルシャ帝国には、帰還時代後もユダヤ人が暮らし続けていました。
ある時、ペルシャ帝国内のユダヤ人を絶滅させる命令が出されましたが、王の妃であったエステルは機転と勇気で民族を救いました。
Q4. ペルシャ帝国は誰によって滅ぼされましたか?
a) アレクサンドロス大王
b) ユリウス・カエサル
c) オクタウィアヌス帝
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正解は、(a) アレクサンドロス大王 です!
ペルシャ帝国はアレクサンドロス大王によって滅ぼされ、ユダヤ地方もヘレニズムの影響を強く受けることになりました。
Q5. マカベアの乱を記念する祭は?
a) 七週の祭り
b) ティシャ・ベアヴ
c) ハヌカの祭り
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正解は、(c) ハヌカの祭(宮きよめの祭)です!
エピファネス王はギリシャの神々を礼拝するよう強要し、エルサレムの宮にこれを祀りました。
マカベア家の人々はユダヤ人を率いて反乱を起こし、紀元前167年、独立を回復して神殿を清め、再び聖書の神を祀ったのです。
Q6. イエスが登場する時代、イスラエルは何という国に支配されていましたか?
a) ローマ帝国
b) エジプト
c) シリア
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正解は、(a) ローマ帝国 です!
権力を手中にしたマカベア家は、ほどなく内紛を起こし、紀元前63年、ユダヤ地方はローマの支配下に入りました。
Q7. 聖典を学ぶ信仰形態を発展させたユダヤ人が、なぜ帰還後に神殿を再建する必要があったのでしょうか?
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再建された神殿、第二神殿は、新約聖書に何度も登場します。
イエスはそれを「父の家」(ルカ2:49)と呼びましたが、結局、それはローマに破壊されてしまいます。
神殿の再建には、どんな意味があったのでしょう。一緒に考えてみませんか?